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大雨でしたね。

おはようございます。モトムラです。

今日明日では梅雨明けとなりそうな天気ですね。3月には雨が降らず断水の恐れがあったのが一変し、今回の梅雨ではたくさんの雨が降りました。
那覇市でも100年ぶりの記録的大雨となり、県内各地冠水した地域が多くありましたね。

冠水地域や土砂災害警戒地域ではまだまだ油断はできない状況です。

建物を建てる際や土地を購入する際に必ず確認していただきたいのが、こういった災害時に被災してしまうような土地かどうか。ということです。

過去に「安い土地を見つけたのでそこに建物を建てたい。見積りをしてほしい。」と話しがありました。

調べてみるとそこは土砂災害警戒区域内の土地。擁壁建築の検討も必要な土地で建築費用がかさみ断念されたケースがあります。

急傾斜地でがけ崩れや土石流、地すべりが起こる事を土砂災害といいますが、その災害の可能性があると予想される土地は「土砂災害警戒区域」として指定されています。

似た言葉に「土砂災害特別警戒区域」という区域もあり、この区域で土砂災害が発生した場合は建築物の損壊や生命に多大な影響を及ぼすおそれがある区域です。

土砂災害警戒区域は建物の仕様や建築に対する規制は特にありませんが、安心して暮らすためには構造で土砂災害を防止・軽減するための基準を満たせる内容としておきたいものです。

これから家を新築する予定の方は建てる場所がこれらの区域であるかどうかを事前に必ず確認しておきましょう。

雨は自然現象ですので土砂災害の正確な発生時期を予測することは難しいのですし、過去に災害が無かったからといって今後もないというわけではありません。建築には擁壁を造ったり建物以外に余分な費用が掛かる場合もあり、大雨時の不安はずっとついてくるかもしれません。

さらに土砂災害では国費による補償は受けられませんので、被害にあっても自己責任となってしまいます。

土砂災害警戒区域は国土交通省のハザードマップや県や市町村の図面により確認ができます。
図面はインターネットや役所で閲覧することができますから、安い土地を見つけたからといって安易に飛びつくのではなく安全第一を心がけ下調べをしっかりとしたうえで土地は選ぶようにしましょう。


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